2012年正真正銘最後の公式イベント、バトルカーニバル2012オータム ラストチャレンジ予選に行ってきました。
ただし、内容は大くじ引き大会。２勝すると抽選権が１枚もらえて、リーグごとに４人がラストチャレンジ予選２に進めるという、何とも運頼みのイベントです。
「今日はたくさんくじ引きしよう！」が朝に掛け合うあいことば。

えー、結果を冒頭に書いてしまうと、奇跡的に抽選に当たって予選２へ進めたんですが、先攻ワンキルを食らってあっという間に退場でした。
そこに至る経緯はというと...


：ラストチャレンジ予選１

１：ゼクビール@マサさん　勝
デッキ：ダークバッフ

２：ダークバッフ　勝
デッキ：ダークバッフ

３：レックビール　勝
デッキ：ダークランド

４：ランドロス　負
デッキ：カメケルキュレム

５：トルネランドテラキ　負
デッキ：ダークランド

６：カメケル　勝
デッキ：ダークバッフ

７：ダークサザン　負
デッキ：ダークバッフ

８：カメケル　勝
デッキ：ダークバッフ

９：カメケル　勝
デッキ：カメケルキュレム

６勝３敗　抽選券３枚

２キル等どうにもならない試合があったとはいえ、３敗もしました。
抽選券には整理番号が振られており、終了時間の１２時半に取った３枚目は番号が813番でした。
当たりは4本なので、抽選券1枚あたりの当選確率は0.5%弱。3枚合計で1%強といったところです。

そんなこんなで抽選結果の発表アナウンスを待ちますが、まあ外れるだろうと思っていました。当然です。
ジュニアの抽選が終わって、オープンの発表の一人目...274番。
!!!
手元の番号と一致!!!
思わず叫んでしまいました。まさかの強運です。
ただ、2回目の抽選で当選したのがなんとY和さん。まさかの元世界チャンプ。
自分も大概ですが、よく引き当てるもんです。
思わぬラッキー、そして思いがけない強敵をみて、ラストチャレンジ予選２の準備開始です。


：ラストチャレンジ予選２
簡単にルール説明をしておきます。

参加者は、主催者が用意するカードを使用してスタンダードデッキを構築します。
作ったデッキを使って4名トーナメントを行い、優勝者が全国大会に出場できます。
ここまでが事前情報、ここからは当日明らかになったルール詳細です。
デッキの構築時間は30分間。用意されたカードはマスターデッキビルドボックスと、BW7プラズマゲイルが一箱でした。
他のカードやメモ等私物の持ち込みはできず、開封～デッキ完成までを時間内に行います。

：デッキ構築
カードプールがMDBになることはゲームバランス的にも商業的にも予想ができたので、朝の段階からどんなデッキにするか構想を練っていました。
獲らぬ狸のなんとやらですが、準備をしておくにこしたことは無いのです。
（でも、まさかのWAKUWAKUだったらどうしよう、とは思っていました。）
そして、その方針とは「シビビール・ダークライ」。
MDBでパワーが高いミュウツー、ゼクロム、ダークライを運用でき、ポケモンいれかえがない事をカバーできます。
実は去年のL～ＢＷ環境や、今年初めにBWで構想したデッキなんですが、デッキパーツが多い事とテラキオン対策が皆無なため諦めたものでした。
しかし今回は主要なデッキパーツがそもそも2枚しか封入されていないし、MDBに闘ポケも闘エネも無いのでまさに今回向きのデッキです。

さて、構築時間で最初に行うのはBW7の開封作業。
毎度の大量購入で鍛えた開封テクニックを用いて、パックを開ける、開ける、開ける。
5枚見るごとにデッキに使う可能性があるカードだけ手元に置いて、他のは遠くに除けておきます。
最終的にピックしたのはフウロ(SR)、スクランブルスイッチ、アクロマ2枚、毒催眠光線2。かなり強い引きでした。
サポと毒催眠はもちろん、ポケモンいれかえがない中でのスクランブルスイッチは非常に助かります。
ちなみに後で聞いた話によると、ここまでの作業は断然私が早かったらしいです。（笑

次にしたのはMDBの開封。まあここは問題ないです。
次いで、持ち込みの手帳が使えないので、MDBの外箱をバリバリ破いてメモ用紙を作りました。
同時に、MDBの収録カードリストも切り離してカードを確認しやすいように机に配置します。
そしてここから、厚紙メモ用紙上にて構築開始。

まずは必要なカードを突っ込んで、枚数を確認。そこから便利カードを加えて行きました。
ミュウツー、ゼク、ダークライ、ビールラインは当然フル投入。
追加で、いれかえがないため展開役としては期待できないものの、中盤からのにげ０が便利なはずのエモンガまでがここで決定です。
サポはとりあえず14枚にしておいて、ハイパーやキャッチャー、パッチ、きせき、どくさいはフル投入。
エネも各色必要なだけ入れます。
便利カードの追加は、トルネロスとゴツゴツメットがメインになりました。
この環境はスクラッパーがない上にキャッチャーも少ないので、ゴツゴツメットがダメージソースとして相当期待できます。
一端これで60枚にして、現物を集めて一人回しに入ります。ここまでで約10分ちょっと。
（緊張してたのか、レシピと現物で枚数が噛み合わなかったりしました。ふぅ。）

ギャラリーに露見するのもリスクなので裏の状態で回して、少し微調整してデッキ完成です。
そこからはレシピを清書しての内容をしっかり暗記する事と、MDBカードリストを見ながらメタゲームと対抗する動き方を検討してました。
30分しっかり使って、デッキ構築時間終了です。

：トーナメント
抽選の結果Y和さんとはブロックが分かれました。
お相手はアポロさん。ブログなどはやっていないそうですが、神奈川県の方だそうです。

１：ミュウツーとレシラムを見た　負　0-1
後攻、こちらのバトル場はシビシラス。
相手ミュウツー前、アララギ→ニコタマ→エックスボール。

はい、1キルです。
ここだけ見るとただの不運なのですが...実はとんでもないプレミスをしてました。
ちょっと内容が酷過ぎて、自らの沽券に関わるのでここには書けません。
いくら相手の引きが良かったとは言っても、負けたのは自分のミスが原因です。それだけは確か。
恐らく、半年はこれを引きづりながら生きていく事になる、そんな重大ミスです。


千載一遇のチャンスをミスで不意にして、終わった後はがっくり項垂れてました。
不運を慰めてくれる人たちに、それぞれミスの内容を説明する申し訳なさときたら...
本命と思えたY和さんも負けてしまったようで、お疲れを言いながらMDBボックスのフウロスリーブ交換に誘いました。
その後の大会は、Y和さんを倒した人がアポロさんにも勝って、全国大会への切符を手に入れたみたいです。


まだしばらく項垂れていましたが、そのままだとずっと引きずっていそうだったので気分転換に殿堂バトルに行ってきました。
春に使ったポリゴンを微調整して持ってきたのでそれを使用。
はる君、キャッチャー君と厳しい相手に当たりるも、しっかり探究の被害者を生み出してベルトを頂いてきました。

あとは全国大会決勝の雰囲気を横からアナウンスで覗って、正真正銘、2012年ポケモンカード公式大会の終了です。
今回はチャレンジ～プレミア～クライマックスの流れや、抽選式の東京2日目の形式などにとても不満があります。
でも、それはそれとして、しっかり楽しめました。
とはいえ、手に届きそうだったチャンスを3回も掴み損ねた事実。常に詰めが甘かったです。
バンクーバー行きを半ば決めていますし、甘さを克服して来年こそはトップに立てるように頑張りましょう。


※写真１
予選２で組んだデッキ。スリーブは支給されなかったので、傷が入っていそうです。SRフウロは記念にデッキで使います。

※写真２
構築に使ったメモとカードリスト、当たった抽選券。私のデッキメモは原則英語なので、チラ見されても情報が漏れにくいです。普段はPHB（Poison Hypnotic Beam)と略す毒催眠光線を度忘れして日本語で書いている辺り、雰囲気に飲まれてました。

バトルカーニバル2012オータム、開幕戦の札幌会場へ行ってきました。
ここではもちろん殆んど誰にも話さずにお忍びっぽく行ってきたので、速報で私の名前を見て驚かれた方もいるんじゃないでしょうか。
そして、結果から言えば一応入賞の3位でした。
1位、2位の方がブログをやってないので、SNS以外では唯一の入賞レポートになると思います。


：チャレンジステージ1回目
デッキ：カメケルキュレム
勝勝負

のりPさんのレックビールに負け。

：チャレンジステージ2回目
デッキ：カメケルキュレム
勝負

ミュウツービールに負け。
さっきの負けもそうでしたが、開始から終了まで一回もサポート（およびビーチ）を使えませんでした。
練習の時もそうでしたが、私のカメはビールに当たると事故るジンクスがあります。
こりゃ駄目だ、と思ってデッキをチェンジ。

：チャレンジステージ3回目
デッキ：ダークランドテラキ
勝勝勝

ダストとかギギギとか、半地雷的なデッキと多く当たりました。
ギギギは危険でしたが、スピードで押しきってセーフ。


：プレミアステージ
デッキ：ダークランドテラキ（変更不可）

１：ヒオウギトルネバッフシェイミ　勝
きせき付きトルネがGポーションやきずぐすりで回復してきて苦戦。
負けそうでしたが、改造ハンマーでバトル場のニコタマを剥がしたら時間を稼げて、場を立て直せました。

２：ダークサザン　勝
サザン進化は阻止できましたが、クラッシュハンマーなんかが飛んできて苦戦しました。
経緯が曖昧ですが、ギリギリだった記憶があります。

３：ゼクビール　勝
相手さんが事故ってました。
こちらも万全ではないものの、ドロー差で押し切って勝利。

４：ミュウツービール　勝
ランドスタートはよかったんですが、数ターンサポなしでピンチ。
が、それに油断して前に出てきたミュウツーをエネつけかえ経由エックスボールで落として、サイドからサポを確保して立て直します。
その後も厳しい対戦でしたが、ラストは手札ゼロのトップアララギからラスト1のキャッチャーを引っ張って、薄氷の勝利でした。

ここで時間切れ。
プレミア4連勝で進出者発表を待ちます。

集計の結果、オープンのクライマックス進出は以下の通りになりました。
同率の場合はじゃんけんで順位が決まります。

１：6連勝　のりPさん
２：5連勝　カイリさん
３：4連勝　朗（ねこわる）さん
４：4連勝　S木さん
５：4連勝　みれ
６：3連勝　Yさん
７：3連勝　グレイさん
８：3連勝　イタチさん
（他4名ほど3連勝がいたようです）

というわけで、じゃんけんに頼ることなくクライマックス進出です。
名古屋ではTタカシマにじゃんけんで負けて予選落ちでした。
今回も「3人以上の場合はTタカシマとじゃんけんしてもらいます」って言われて何となく嫌な感じがしてましたが、忙しかったのかそのまま3人でのじゃんけんになりました。
結局負けて、4勝組の最下位なんですけどね。

今回は運営が用意したスリーブにデッキを入れ替えるよう指示がありました。
こういうのは5年ぶりくらいですかね。愛用のシャンデラからルギアにチェンジです。
ちょっと休憩が入って、14時からクライマックスステージ開始です。

：クライマックスステージ
デッキ：ダークランドテラキ

１：ビクティニレックビール@のりPさん　勝　6-5
予選で私のカメを潰してくれた相手です。ですがその分構成を知っているし、こちらはデッキを変えているのでその点は有利。
初手ランドロス、闘キャッチャーサポ有りの優良手札ですが、後攻。初手ビクティニのピース付き100点が怖いです。
まあそんなうまく引かないだろう...と思ったらビクティニ初手で肝を冷やしましたが、パソ通を使ってきたので少し安心しました。
こちらは後１でシラスを倒します。返しに付け替え起動でレックEXに4エネ付いて危ないところでしたが、何とか生き残って場を繋ぎました。
中略。
残りサイド3-2の場面で相手レックに4エネ付いて、キャッチャーされたら負けの場面。相手がいれかえを4枚使い切っていたので、ビールを呼んで時間を稼ぎ、もう一回キャッチャーでレックを呼んでさばきで落とします。
レックウザ切れらしくゼクロムで殴ってきましたが、ランドまんたんで耐えて、非EXを倒させた返しにテラキオンが敵討って何とか勝利。

準決勝：ダークライヤミラミケルディオ@グレイさん　負　4-6
ウジャ道場かチェルモでやれ、な対戦。
初手ランドロスで先攻ハンマーヘッドを当てますが、後ろのダークライはきずぐすりで回復されました。
こちらは闘メインで動きますが、うまくダメージを調整されてランドが有効に動けません。
ダークライが倒された返しにテラキでカウンターしますが、そいつもカウンターされます。
そのダークライをエックスボール→ツメダークライで落としましたが、そこで相手のどくさいみんオモテとツメ付きスピア、眠り判定ウラでダークライがバトル場に棒立ち。
起きていれば逃げてランドが裁いて勝ちでしたが、返しにキャッチャーでミュウツーを呼ばれ、スピアでダークライと共にダブルノックアウト。負け...

3位決定戦：カメケルキュレム@カイリさん　勝　6-4
さっきの対戦で落胆して色々とボロボロ。
こちら先攻で相手ゼニガメ単。手札使い切ってのアララギからジャンクハント起動とケチのつけようのないスタートです。
相手はサポなしのビーチのみでチャンスあり。が、テラキを呼ばれて時間を稼がれます。
引き次第で2キル出来る手札だったのでベル→パソ通として様子を見るつもりが、間違えてパソ通から使うオペレーションミス...
その後も悪エネと闘エネを見間違えるし、酷かったです。
このターンでのキルには失敗し、相手も回り始めました。
Bキュレムが育ってきたので、キャッチャーでBキュレムを呼んでスピア→ダークライ倒される→かたきうちで処理し、テラキを倒しに来たケルディオも2回殴って倒します。
相手は2体目のBキュレムを育ててきますが、エネが足りずそのターンには動かれませんでした。
相手のキャッチャーが尽きてたのでベンチでランドを育て、前にヤミラミを置いてハント連打。
そのままランドに3エネ溜まり、手負いのケルディオを呼んでだいちのさばきでフィニッシュです。

結果　3位


というわけで、一応入賞の3位でした。
その他のオープンの結果は以下の通り。

１：ダークライヤミラミケルディオ@グレイさん
２：トルネランドミュウツー@S木さん
３：ダークランドテラキ@みれ
４：カメケルキュレム@カイリさん

決勝戦のジャッジでひと悶着あったようですが、当人達にしこりは無いようなのであまり騒ぎ立てない方がよさそうです。


少し時間をおいてから表彰式。
8年振りです。ねこわるさんがそれを覚えててくれて、結構嬉しかった。
3位なのでポーズは控えめにしつつ、写真やらなんやら撮られて解散です。
帰りの飛行機の時間が早いので、あまり長居はしないで会場を後にしました。


今回、初めて北海道に行きました。
元々大阪へ行こうと思っていたんですが、日程的に車で行くのは厳しいし、新幹線での前日入りも終業後直行が必要かつ高いので微妙。
それで札幌に目を向けてみたら、LCCを使えば大阪とあまり変わらない金額で行けるじゃあないですか。
空港まで行かなくてはならない分多少高くつきますが、大阪より人が少ないであろう事と、未踏の地を踏める事を考えれば十分価値があると思って決行しました。
北海道行きのLCCと言えばエアドゥが有名ですが、今回使ったのはAirAsiaの成田⇔新千歳の便です。
まさか国内線目的で成田に行くとは。ただ、航空券だけ見れば（私が取った時点では）エアドゥより安かったです。でもやっぱり成田めんどい。

結果的には、久しぶりに決勝トーナメントで対戦できて楽しかったです。
負けたのは駄目ですが、それでも行った甲斐がありました。
それに大会の空気を生で体感してきたので、続く大会にも活きるはず。
大阪は行けないと思いますが、東京で雪辱を果たしましょう。全国大会でグレイさんにリベンジ！