デッキ:カエンジシミュウツー
2014年8月24日 ゲーム コメント (2)6月から8月中旬にかけて、2か月使ったカエンジシミュウツーを紹介します。
WCS2014を睨んだNXD onのデッキで、上記期間はこのデッキばかり使っていました。
実はXY3環境でも結構な勝率なのですが、一応は終わったレギュレーションということで公開します。
:カエンジシミュウツー
レギュレーション:NXD~Flash Fire (WCS2014)
成績:第21回みらチャン杯準優勝 (http://blog.livedoor.jp/ootsuki_mire/archives/52042454.html)
4 シシコ
4 カエンジシ
3 ミュウツーEX
1 リザードンEX
2 鍛冶屋
1 フラダリ
4 プラターヌ
3 N
2 ベル
2 アクロマ
1 クロケア
1 パソコン通信
1 レベルボール
4 ハイパーボール
3 いれかえ
1 かるいし
4 ちからのハチマキ
1 ともだちてちょう
4 ポケモンキャッチャー
2 自転車
4 ダブル無色
8 炎
●基本戦略
「カエンジシを倒せるポケモンを、すべて倒せば勝ち」
これを組んだ当時、各国のナショナル上位のシェア第1位がイベルダスト、第2位がダストなしのイベルタル、第3位ビリジオン・ゲノセクト、第4位TDKでした。
メタゲーム上にカエンジシを倒せるポケモンが少なく、居てもダストダスやライチュウなどカエンジシで倒せる範囲でした。
●基本戦術
たねポケモンは無視して、カエンジシかサブポケモンで先述の進化ポケモンをキャッチャーやフラダリで呼んで倒していきます。
すべて倒せたら、場をカエンジシのみにしてたねポケモンを攻撃していきます。
終盤は場をカエンジシ単になるため、EXは最大で2枚までしか場に出してはいけません。
カエンジシは防御的なカードと認識されがちですが、実はアタッカーとしても十分な力があるカードです。
ちからのハチマキ込みなら、2ターンで殆どポケモンを倒すことができます。
●特定場面の戦術
ギラティナEXかメガシンカなど、カエンジシで倒せないサイズのポケモンは2回攻撃で倒します。
それらがベンチにいるうちにキャッチャーで先制攻撃すれば、カエンジシ1体の犠牲で突破できます。
それらのポケモンが2体以上出てくることは稀なので、成功確率は十分です。
●ポケモン
カエンジシがフル投入されているのは当然として、サブポケモンにはミュウツーを選択しました。
選択理由は、キャッチャーで呼んだヤブクロン、ダストダスをエネルギー1枚で倒せることです。
1枚のリザードンEXが曲者で、強い時と弱い時に大きな波があります。
基本的な意図は、2進化ポケモンの撃破です。
また、ダストダスの影響化でイベルタルを処理する有力候補でもあります。
一方、水デッキ相手にリザードンが初手で場に出てしまうと、まず勝てません。
●ドロー構成
サポートやや少なめの11枚+自転車2枚+パソコン通信。
はっきり言って、安定的に回る枚数ではありません。
カエンジシの防御性能により引くまで持ちこたえられる場合が多いことと、BO3前提のため1本落としても構わないという判断です。
非ドローのサポートが4枚も入っているため、グッズ系ドローも採用しています。
●鍛冶屋
加速用ではなく、復帰用のカードです。
このデッキではカエンジシが毎ターン行動することが必須です。
例として、カエンジシがライチュウに倒された場合を考えます。
そのライチュウをすぐにカエンジシで倒さなければ、ライチュウがベンチに戻るか、攻撃に使ったミュウツーを倒されてサイドを取られるかの不利な2択を迫られます。
●クロケア
必須ではありませんが、精神的効果を狙って投入しています。
相手にとって、終盤に倒せるはずと思っていたEXを山に戻されるのは、ゲームプランを大きく崩される原因になります。
そのまま投了することもあります。
そしてクロケアを見た後の2ゲーム目は、効果が不確実なこのカードの存在を意識してプランを立てなければなりません。意外と大きな負担になります。
単純に、不足気味のいれかえの代わりとして役に立つこともあります。
●ポケモンキャッチャー
このデッキにはフラダリよりもポケモンキャッチャーが向いています。
フラダリがキャッチャーより好まれる大きな理由は枚数的な効率が良いからですが、このデッキではカエンジシが効率化の部分を担っています。
ポケモン1体で、条件次第ではサイド6枚取り切る可能性がある。非常に費用対効果に優れています。
ベンチを狙うのは上記を達成するためのアシストなので、カエンジシの準備と同時に行わなければなりません。
フラダリは、それには適していません。
●対どくさいみん光線
たね単デッキにも概ね3枚入っているので、対応を誤ると負けます。
基本はポケモンいれかえで対応したいところですが、いれかえは眠った時用に残しておきたいので可能な限り逃げて回復します。
鍛冶屋があるので、余程のことがなければ攻撃を継続できます。
5回以上飛んでくるとさすがに辛くなるため、ヤミラミが居たら優先的に倒します。
●苦手なデッキ
机上論込みで、マフォエンブレック、エンペルト、カメケルの順で苦手です。
水を差し置いて炎が先頭に来ているのは、マフォクシーをミュウツーで倒すためには3エネ+ハチマキとハードルが高い上に、すぐにレックウザに倒されてしまうため。
カメックスならW無色とハチマキだけで倒せるので、この差が出ます。
みらチャンの決勝で勝てなかったエンペルトは、キャッチャーでポッチャマをうまく倒せればたまに勝てます。
勝率4割くらいでしょうか。
●終わりに
事実上の勝利条件が「キーポケモンを殲滅する」であるため、普通のデッキと少し動かし方が変わってきます。
そのため、使い始めは少し戸惑うかもしれません。
私は慣れるまで2週間かかりました。
冒頭でXY3環境でも強いと書きましたが、唯一の例外がガマゲロゲ+ダストダスです。
デッキの持ち味も対抗手段もすべて潰されるだけでなく、グッズ満載なのでドローすらまともにできなくなります。ほとんど勝てません。
ジムリーダー決定戦で何回か使いましたが、2回これにやられました。
アメリカのナショナル大会でカエンジシが多かったため、WCS本番にこのデッキを持ち込んでも勝率は怪しかったかもしれません。
もしWCSに行くことができたら、アーケオスを入れた型を使おうと思っていました。
もうその機会はありませんが、試すこともできなかったことが心残りです。
WCS2014を睨んだNXD onのデッキで、上記期間はこのデッキばかり使っていました。
実はXY3環境でも結構な勝率なのですが、一応は終わったレギュレーションということで公開します。
:カエンジシミュウツー
レギュレーション:NXD~Flash Fire (WCS2014)
成績:第21回みらチャン杯準優勝 (http://blog.livedoor.jp/ootsuki_mire/archives/52042454.html)
4 シシコ
4 カエンジシ
3 ミュウツーEX
1 リザードンEX
2 鍛冶屋
1 フラダリ
4 プラターヌ
3 N
2 ベル
2 アクロマ
1 クロケア
1 パソコン通信
1 レベルボール
4 ハイパーボール
3 いれかえ
1 かるいし
4 ちからのハチマキ
1 ともだちてちょう
4 ポケモンキャッチャー
2 自転車
4 ダブル無色
8 炎
●基本戦略
「カエンジシを倒せるポケモンを、すべて倒せば勝ち」
これを組んだ当時、各国のナショナル上位のシェア第1位がイベルダスト、第2位がダストなしのイベルタル、第3位ビリジオン・ゲノセクト、第4位TDKでした。
メタゲーム上にカエンジシを倒せるポケモンが少なく、居てもダストダスやライチュウなどカエンジシで倒せる範囲でした。
●基本戦術
たねポケモンは無視して、カエンジシかサブポケモンで先述の進化ポケモンをキャッチャーやフラダリで呼んで倒していきます。
すべて倒せたら、場をカエンジシのみにしてたねポケモンを攻撃していきます。
終盤は場をカエンジシ単になるため、EXは最大で2枚までしか場に出してはいけません。
カエンジシは防御的なカードと認識されがちですが、実はアタッカーとしても十分な力があるカードです。
ちからのハチマキ込みなら、2ターンで殆どポケモンを倒すことができます。
●特定場面の戦術
ギラティナEXかメガシンカなど、カエンジシで倒せないサイズのポケモンは2回攻撃で倒します。
それらがベンチにいるうちにキャッチャーで先制攻撃すれば、カエンジシ1体の犠牲で突破できます。
それらのポケモンが2体以上出てくることは稀なので、成功確率は十分です。
●ポケモン
カエンジシがフル投入されているのは当然として、サブポケモンにはミュウツーを選択しました。
選択理由は、キャッチャーで呼んだヤブクロン、ダストダスをエネルギー1枚で倒せることです。
1枚のリザードンEXが曲者で、強い時と弱い時に大きな波があります。
基本的な意図は、2進化ポケモンの撃破です。
また、ダストダスの影響化でイベルタルを処理する有力候補でもあります。
一方、水デッキ相手にリザードンが初手で場に出てしまうと、まず勝てません。
●ドロー構成
サポートやや少なめの11枚+自転車2枚+パソコン通信。
はっきり言って、安定的に回る枚数ではありません。
カエンジシの防御性能により引くまで持ちこたえられる場合が多いことと、BO3前提のため1本落としても構わないという判断です。
非ドローのサポートが4枚も入っているため、グッズ系ドローも採用しています。
●鍛冶屋
加速用ではなく、復帰用のカードです。
このデッキではカエンジシが毎ターン行動することが必須です。
例として、カエンジシがライチュウに倒された場合を考えます。
そのライチュウをすぐにカエンジシで倒さなければ、ライチュウがベンチに戻るか、攻撃に使ったミュウツーを倒されてサイドを取られるかの不利な2択を迫られます。
●クロケア
必須ではありませんが、精神的効果を狙って投入しています。
相手にとって、終盤に倒せるはずと思っていたEXを山に戻されるのは、ゲームプランを大きく崩される原因になります。
そのまま投了することもあります。
そしてクロケアを見た後の2ゲーム目は、効果が不確実なこのカードの存在を意識してプランを立てなければなりません。意外と大きな負担になります。
単純に、不足気味のいれかえの代わりとして役に立つこともあります。
●ポケモンキャッチャー
このデッキにはフラダリよりもポケモンキャッチャーが向いています。
フラダリがキャッチャーより好まれる大きな理由は枚数的な効率が良いからですが、このデッキではカエンジシが効率化の部分を担っています。
ポケモン1体で、条件次第ではサイド6枚取り切る可能性がある。非常に費用対効果に優れています。
ベンチを狙うのは上記を達成するためのアシストなので、カエンジシの準備と同時に行わなければなりません。
フラダリは、それには適していません。
●対どくさいみん光線
たね単デッキにも概ね3枚入っているので、対応を誤ると負けます。
基本はポケモンいれかえで対応したいところですが、いれかえは眠った時用に残しておきたいので可能な限り逃げて回復します。
鍛冶屋があるので、余程のことがなければ攻撃を継続できます。
5回以上飛んでくるとさすがに辛くなるため、ヤミラミが居たら優先的に倒します。
●苦手なデッキ
机上論込みで、マフォエンブレック、エンペルト、カメケルの順で苦手です。
水を差し置いて炎が先頭に来ているのは、マフォクシーをミュウツーで倒すためには3エネ+ハチマキとハードルが高い上に、すぐにレックウザに倒されてしまうため。
カメックスならW無色とハチマキだけで倒せるので、この差が出ます。
みらチャンの決勝で勝てなかったエンペルトは、キャッチャーでポッチャマをうまく倒せればたまに勝てます。
勝率4割くらいでしょうか。
●終わりに
事実上の勝利条件が「キーポケモンを殲滅する」であるため、普通のデッキと少し動かし方が変わってきます。
そのため、使い始めは少し戸惑うかもしれません。
私は慣れるまで2週間かかりました。
冒頭でXY3環境でも強いと書きましたが、唯一の例外がガマゲロゲ+ダストダスです。
デッキの持ち味も対抗手段もすべて潰されるだけでなく、グッズ満載なのでドローすらまともにできなくなります。ほとんど勝てません。
ジムリーダー決定戦で何回か使いましたが、2回これにやられました。
アメリカのナショナル大会でカエンジシが多かったため、WCS本番にこのデッキを持ち込んでも勝率は怪しかったかもしれません。
もしWCSに行くことができたら、アーケオスを入れた型を使おうと思っていました。
もうその機会はありませんが、試すこともできなかったことが心残りです。
コメント
理論的に組めたデッキは、長く使えているように思います。