久しぶりに記事を書きます。
ノートPCのキーボードにガタがきてしまい、文章が打ち難くて仕方ありません。
5年使ったし、そろそろ買い替え時でしょうね。

時期を逃していますが、プラズマ団デッキ(キュレム軸)※以下プラズマ の本質について話します。
本来はサンプルレシピを並べるべきですが、探せば良質なレシピがたくさん見つかるので省略します。


プラズマの本質は、ウィニーデッキです。
ウィニー(weeny)とは「小さな」という意味で、デッキとしては序盤から使える小型のアタッカーを複数使い、数の力で攻める速攻系の戦略です。
ポケモンカードでは同時に複数のワザを使えないので、基本的には成立しないデッキタイプです。

それなのにプラズマが何故ウィニーデッキになるかというと、デオキシスEXのパワーコネクトのせいです。
ワザを使うのはバトル場の一体だけですが、「序盤から使えて」「数を増やせば攻撃力が上がる」この特性は、間違いなくウィニーの特徴です。
他にも序盤向きのライデンナックルが使えるボルトロスEXや、回数制限があるものの序盤に使いやすい加速手段であるアクロママシーンも、ウィニーと相性が良いと言えるでしょう。

さて、デッキタイプの基本的な相性関係では、速攻>中速>耐久>速攻 という基本があります(あるそうです)。
ですがプラズマは、一時期は一強に近い勢力を誇りました。
なぜかというと、キュレムのブリザードバーンに中速としても十分以上の性能があったからです。
そのため、速攻デッキとして序盤で有利を作った後、中速デッキとして中盤の戦いで不利にならない、基本を無視したゲーム展開が可能になりました。
ブリザードバーンには中速デッキとして必要な「攻撃の継続性」にやや難がありますが、ポケモンいれかえなどで十分にカバーできることと、高すぎる基本性能でそれほど問題にならなかったようです。


純粋に対プラズマを戦えたデッキというのは、あんまり多くありません。
白銀の鏡やフワライドといった専用対策カードを使うデッキを除けば、ゴチアギ、ダークライ、カメケルキュレム位でしょう。
プラズマでは解除が困難なロックを掛けるゴチアギは、ある意味で隙を突いたデッキだと言えます。
ダークライの場合は、ナイトスピア、悪のツメ、毒催眠光線の組み合わせが、ダメージレース上対プラズマに非常に効果的に働きました。
この2つのデッキは相性的な要素でプラズマと戦っていたので、純粋なデッキとしてのパワーで戦えたのはカメケルキュレムだけといえるでしょう。


今までのポケモンカードの中でウィニーと呼ばれるデッキはマグマ団やロケット団などがありましたが、それらはたねで速攻するというだけで、数で攻める要素は希薄でした。
そう考えれば、プラズマはポケカ史上初めての、本質的なウィニーなのかもしれません。
(ただし、旧裏のカスミウィニーやDPtのカゲボウズは、ポケモンでなくプラスパワーなどのトレーナーの数の力を使っていました。少し違う形で、正しくウィニ-だったかもしれません。)

11月8日のルール改正の後は、ポケモンキャッチャーのエラッタと先攻のワザ使用禁止によってゲーム展開が少し後ろにずれることが予想されます。
それによって、大幅とは言わないまでも多少はウィニーデッキとしてのプラズマの勢いが削がれることにはなるでしょう。

コメント

うきにん
2013年11月5日10:26

そのあたりの考え方は人によってかなり違うんだなーと思いました。
プラズマはレシピの細部にもデッキに対する使用者本人の考え方が現れていておもしろいですね。

みれ
2013年11月5日21:53

うきにんさんの考え方も聞いてみたいです。
時間があれば是非、記事にしてください。

実はTDK を殆ど使ったことがなくて、自信のあるレシピはありません。
旧レギュの直近ではキュレムデオケルディオを使っていましたが、本文に書いた攻撃の継続性を重視した中速寄りのデッキでした。

お気に入り日記の更新

日記内を検索