用語解説:オポネント
2013年6月3日 考察 コメント (3)今回はポケカ周辺で使われる用語の解説です。
テーマは「オポネント」。
スイスドロー形式の大会で、順位決定方法として使われています。
日本の公式大会ではあまり馴染みがないですが、非公認イベントGGCやみらチャン杯では予選の順位決定方法として採用されています。
そして重要なのが、海外の大会(スイスドロー)ではほぼ間違いなくこの形式が採用されています。
(国内非公認イベントでオポネントが採用されるのは、その影響が大きいでしょう。)
●大まかな意味
序文に書いたとおり、「オポネント」はスイスドローで勝ち数が同じ場合の順位決定方式として採用されます。
基本的な考え方は、「勝ち点が同じなら、強い人と対戦してきたプレイヤーの方が順位が高い」です。
その大会で自分が対戦した相手全員の勝ち点が、自分のオポネントポイントになります。
●計算方法
自分のスイスドロー大会の結果が以下の通りだったとします。
1:Aさん 勝 サイド 6-1
2:Bさん 勝 サイド 1-0
3:Cさん 負 サイド 5-6
勝ち点3、負け0点
この場合、勝ち点6が大会の成績です。
多くの場合はCさんが全勝で1位になり、自分を含めた2勝1敗の何名かで2位を争うことになります。
(3戦目開始時点で全勝者が3名の場合は上記が当てはまらない場合がありますが、無視します。)
ここでは、同じく勝ち点6のDさんがいるものとします。
そこで登場するのがオポネントです。
では、オポネントポイントを計算してみましょう。
自分の対戦相手
Aさん 勝ち点 3
Bさん 勝ち点 3
Cさん 勝ち点 9
Dさんの対戦相手
Cさん 勝ち点 9
不戦勝 勝ち点なし
Aさん 勝ち点 3
対戦相手の勝ち点の合計なので、自分のオポネントポイントは15です。
一方、Dさんは不戦勝をしており、オポネントポイントはAさんCさん分の12です。
よって、成績は以下のようになります。
2位 自分 勝ち点6 オポネント15
3位 Dさん 勝ち点 6 オポネント12
計算の元になっているのが勝ち点なので、高い方が有利です。
●原義
オポネント = Opponent とは、「相手」という意味の英単語です。
英語版テキストでは対戦相手の事を「your opponent」と表現しています。
この形式をオポネントと呼ぶのは、恐らく省略形なのでしょう。
海外の公式大会では、「Opponent win %」という表記でした。
パーセンテージとあるとおり、表記も勝ち点ではなく百分率の100.00%形式です。
ここまで理解しておけば、この用語で困ることはないと思います。
以下は、余裕がある方だけ読んでください。
●オポオポ
勝ち点と同じで、オポネントを計算しても順位が同率となる場合があります。
その場合は、オポオポと言って、対戦相手のオポネントの合計を計算する場合があります。
先程の例をとると、このようになります。
自分の対戦相手
Aさん 勝ち点 3 オポネント 12
Bさん 勝ち点 3 オポネント 3
Cさん 勝ち点 9 オポネント 15
この場合、オポオポは30になります。
オポネントで順位が付かない場合、このオポオポを参照して順位を決めます。
ただしオポオポは計算回数が多いので、Excelなどの自動計算ツールを使わないと現実的な時間内に算出できません。
そういうツールを用意できる、大きな大会専用の方式といえます。
(同率の場合のオポネント程度なら、手計算で可能です。)
●中間順位
スイスドローでの対戦相手の決定にオポネントを使用する場合があります。
しかし、オポオポと同様に計算回数が膨大になるため、ツールが必要になります。
以上でオポネントの用語解説を終わります。
テーマは「オポネント」。
スイスドロー形式の大会で、順位決定方法として使われています。
日本の公式大会ではあまり馴染みがないですが、非公認イベントGGCやみらチャン杯では予選の順位決定方法として採用されています。
そして重要なのが、海外の大会(スイスドロー)ではほぼ間違いなくこの形式が採用されています。
(国内非公認イベントでオポネントが採用されるのは、その影響が大きいでしょう。)
●大まかな意味
序文に書いたとおり、「オポネント」はスイスドローで勝ち数が同じ場合の順位決定方式として採用されます。
基本的な考え方は、「勝ち点が同じなら、強い人と対戦してきたプレイヤーの方が順位が高い」です。
その大会で自分が対戦した相手全員の勝ち点が、自分のオポネントポイントになります。
●計算方法
自分のスイスドロー大会の結果が以下の通りだったとします。
1:Aさん 勝 サイド 6-1
2:Bさん 勝 サイド 1-0
3:Cさん 負 サイド 5-6
勝ち点3、負け0点
この場合、勝ち点6が大会の成績です。
多くの場合はCさんが全勝で1位になり、自分を含めた2勝1敗の何名かで2位を争うことになります。
(3戦目開始時点で全勝者が3名の場合は上記が当てはまらない場合がありますが、無視します。)
ここでは、同じく勝ち点6のDさんがいるものとします。
そこで登場するのがオポネントです。
では、オポネントポイントを計算してみましょう。
自分の対戦相手
Aさん 勝ち点 3
Bさん 勝ち点 3
Cさん 勝ち点 9
Dさんの対戦相手
Cさん 勝ち点 9
不戦勝 勝ち点なし
Aさん 勝ち点 3
対戦相手の勝ち点の合計なので、自分のオポネントポイントは15です。
一方、Dさんは不戦勝をしており、オポネントポイントはAさんCさん分の12です。
よって、成績は以下のようになります。
2位 自分 勝ち点6 オポネント15
3位 Dさん 勝ち点 6 オポネント12
計算の元になっているのが勝ち点なので、高い方が有利です。
●原義
オポネント = Opponent とは、「相手」という意味の英単語です。
英語版テキストでは対戦相手の事を「your opponent」と表現しています。
この形式をオポネントと呼ぶのは、恐らく省略形なのでしょう。
海外の公式大会では、「Opponent win %」という表記でした。
パーセンテージとあるとおり、表記も勝ち点ではなく百分率の100.00%形式です。
ここまで理解しておけば、この用語で困ることはないと思います。
以下は、余裕がある方だけ読んでください。
●オポオポ
勝ち点と同じで、オポネントを計算しても順位が同率となる場合があります。
その場合は、オポオポと言って、対戦相手のオポネントの合計を計算する場合があります。
先程の例をとると、このようになります。
自分の対戦相手
Aさん 勝ち点 3 オポネント 12
Bさん 勝ち点 3 オポネント 3
Cさん 勝ち点 9 オポネント 15
この場合、オポオポは30になります。
オポネントで順位が付かない場合、このオポオポを参照して順位を決めます。
ただしオポオポは計算回数が多いので、Excelなどの自動計算ツールを使わないと現実的な時間内に算出できません。
そういうツールを用意できる、大きな大会専用の方式といえます。
(同率の場合のオポネント程度なら、手計算で可能です。)
●中間順位
スイスドローでの対戦相手の決定にオポネントを使用する場合があります。
しかし、オポオポと同様に計算回数が膨大になるため、ツールが必要になります。
以上でオポネントの用語解説を終わります。
コメント
まずオポネントとは「オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ」の略です
パーセンテージが付く通り勝ち点そのままで比較したりはしません
まず対戦相手の「マッチ・ウィン・パーセンテージ」を求めます
これはマッチポイント、つまり勝ち点を参加したラウンド数x3で割ったものです
上記で言えばAさんBさんは0.33、Cさんは1.00ですね
ちなみにこれが0.33以下なら0.33にします
そしてあるプレイヤーの全ての対戦相手のマッチ・ウィン・パーセンテージの平均を求めます
これがオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージです
ちなみにこの計算の時に不戦勝は含めません
なのでこの場合は自分は(0.33+0.33+1)/3=0.55
Dさんは(1+0.33)/2=0.67
なのでDさんのほうが上位です